イベントを華やかに彩り、集客の目玉にもなるキッチンカーですが、トラックが駐車できる広い場所があれば、出店場所ってどんなところでもよいと思ってしまいますよね。ところが、実は気づかないポイントがあるんです!

一見すると気にならない程度の傾斜でも、車内で調理を行うキッチンカーにとっては割と死活問題にもなります^^; 
今回は出店場所が斜めだとどうなるのか?みなさんにご説明しますね。

1. 調理への悪影響と危険性

フライヤー、鍋、鉄板などをお湯や油を使用しているキッチンカーは特に影響大です。
キッチンカー内でフライヤー(揚げ物機)や鉄板を使用する場合、車体が傾いていると油が片方に偏ってしまい、均等に火が通らなくなってしまいます。 また、麺茹で用の寸胴鍋などを火にかけている場合、傾きによって熱湯がこぼれやすくなり、スタッフが大火傷を負う大事故に繋がる危険性があります。

▲キッチンカー「小山のきそば号」では、寸胴鍋(たっぷりのお湯)やどんぶり(割れ物)を使用するため傾斜には細心の注意を払っています。車内には水平器(100均で購入可能です)を常備し、搬入時に確認しながら対策をとっています。

2. 機材の故障リスク

車内に搭載している業務用冷蔵庫は、「水平な状態で使用すること」を前提に作られています。 傾いた状態で長時間稼働させると、冷却機能が正常に働かなくなったり、最悪の場合はコンプレッサー等の故障の原因になったりします。イベント中の機材トラブルは、営業停止に直結する深刻な事態です。

3. お客様への接客と安全面

車体が前後に傾いていると、お客様に商品をお渡しする「提供口」の高さが不自然に変わってしまいます。 高くなりすぎるとお子様や車椅子の方が商品を受け取れなくなり、低くなりすぎるとスタッフの腰に負担がかかります。また、強風時に車体が不安定になるリスクも高まります。

主催者様へのお願い(事前対策)

イベントの企画段階でロケハンを行う際は、出店予定地に傾斜や大きな段差がないかを必ずご確認ください。

どうしても少し傾斜がある場所に出店をお願いしたい場合は、「〇〇側に少し傾斜があります」と事前に出店者へお伝えください。 事前にわかっていれば、キッチンカー側もタイヤの下にカースロープ(高さ調整用の板)を敷くなどして、水平を保つ対策を準備して向かうことができます。

安全で楽しいイベントを作るためにも、事前の「場所の確認」と「情報共有」にぜひご協力をお願いいたします!